AWS EC2、php、mysql, wordpressを使ってブログの環境を作る手順
こんにちは、筋肉めがねです。
長い長い冬も終わり、ドイツはようやく暖かくなってきました。4月から5月にかけてのこの時期が、一年を通して一番過ごしやすい季節のような気がします。
ここ数週間、とある事がきっかけである御方のブログを作るというお手伝いをしておりました。数年ぶりにwordpressに触れ、とても懐かしくそして楽しい時間を過ごせております。
先日、ようやくキリの良いところまでブログ作成が進んだので、このタイミングでブログ作成に必要な環境設定の手順を備忘録として書いていきます。
それではスタートでございます。
AWS EC2 instanceの設定
先ずは、AWS上でEC2 instance serverの設定をします。以前、以下の記事でEC2 instanceをターミナル上から作成する方法を書きましたね。
今回は、AWSのwebから作ってみました。AWSのpageから「Launch Instance」を選び、手順通りに進めていきます。
Serverはubuntuを使用しましょう。デフォルトで選択されているオプションで全く問題ないので、基本的には、ガイダンス通りに進めていけば特に大きな問題はありません。デフォルトではt2 micro instanceが選択されているので、これを使ってサーバーを立ち上げます。
WordpressはMySQLを使用しているので、Security groupの設定において、inboundの項目の一つにmysqlを設定してあげる事は一つポイントですね。また、後にwebの信頼性を高めるために、SLL certificateを取得する予定のある場合は、inboundの項目の一つにhttpsを設定してあげる事も大事ですね。
そして、Key pairを新しく作りますが、これは必ず保存しておきます。
Apache2, mysql server, php7のインストール
t2 micro instanceの設定が終わったら、続いてMacのターミナルから先ほど準備したAWSのサーバーへ接続し、必要なパッケージをインストールしていきます。
ターミナルからEC2 instanceへつなぐには、以下のコマンドで接続できます。
EC2 instance上へのインストールについては、以下の動画がとても参考になります。
Apache2は、webサーバソフトウェアで、先ほど準備したt2 micro instance serverから、各コンピュータへhtmlやら画像やらを送る手伝いをしてくれるものです。そして動画ではphp5のインストール、という説明がありますが、php5は既にサポートされておらず、代わりに、今回は以下のコマンドでphp7をインストールしました。
また、mysql-serverのインストール、と動画ではありますが、その方法は使わずに、mysqlを以下の手順でインストールしましょう。その際に設定するパスワードは、必ずメモしておきましょう。
How To Install MySQL on Ubuntu 18.04 | DigitalOcean
Filezilla, SequelProの設定
Filezillaは、File Transefer Protocolと呼ばれるソフトウェアの一つで、ローカルで作成したファイル(e.g. php file)をEC2 instanceへ容易にアップロードする事ができる様になります。
Sequel Proは、EC2 instance上のmysql serverへ接続し、データベースを管理するために使用します。
MySQL host: EC2, public DNS
Username: デフォルトはroot
Password: MySQLをEC2上に設定した時のパスワード
SSH HOST: EC2, public DNS
SSH User: ubuntu
SSH password: t2 micro instanceをたちあげた時に作成したkeypairですね。
Wordpressのインストール
続いてwordpressのインストールです。wordpress orgからファイルをダウンロードし、FTPを使用してEC2へアップロードしましょう。格納するパスは、デフォルトでは"/var/www/html/"です。
続いて、Sequel Proを用いて、ec2へ接続し、DBを1つ作りましょう。
後々、wordpressでブログを書くときは日本語で書く可能性があるため、UTF-8を選択しておきましょう。
この時点で、ec2のpublicアドレスへアクセスすると、以下のようなページが表示されます。
ガイダンスの通り、wp-config.phpファイルに必要情報を入力し、Filezillaを使用してec2へアップしましょう。
そして、もう一度ec2のpublicアドレスへアクセスすると、以下のページが表示されます。
それぞれに項目に必要な情報を入力すれば、晴れてwordpressがEC2 instance上へインストールされる事となります。
Happy Blogging.
それでは、本日は以上でございます。